ハープセラピスト × 医師
台湾にてVivian Chenとのデュオリサイタルを開催予定です
名前:松井 美彩子(Misako Matsui)
職業:医師(Apollon.Beauty.Clinic 院長)/ ハープ奏者 / ハープセラピスト
• 医学博士/PhD(生理学専攻、2025年度取得予定)
• 米国 International Harp Therapy Program(IHTP)認定ハープセラピスト
• 3歳よりピアノ、8歳よりハープを始める
• 師事:川崎かぐや氏、吉野篤子氏、大竹香織氏、Carmen Ree、Menglu Chiu
• 2020年 香港国際ハープコンクール H部門 金賞受賞
• 2021年 福井県音楽コンクール 総合優勝(知事賞)
• 所属学会:日本生理学学会、美容内科学会
• 研究発表:日本情動学会、日本生理学学会
• 2021年より昭和医科大学大学院 博士課程在籍(ハープセラピーの生理学的研究)
• 2025年度 博士号取得予定
• 2026年度より同大学 研究員就任予定
• 紹介制美容皮膚科クリニック「Apollon.Beauty.Clinic」院長
• 専門:ヒアルロン酸注入、ボトックス治療、糸リフトなどの自由診療
• 顔面神経麻痺など疾患は紹介不要でご受診可能
• 音楽療法は〈紹介不要〉でご受診いただけます
• 「科学的エビデンスに基づく、安全で効果的な美容医療」を実践
2024年より「MedicalCounter」顧問医師として、エステティシャン向け教育・医療サポートを提供
ご覧いただき、誠にありがとうございます。
私は、研修医2年目のある日、「声を失い、体も動かせなくなった患者さん」と向き合いました。呼吸補助や胃瘻造設の手術を提案しながらも、患者さんの体力は日に日に衰え、最終的には手術を受けることすらかなわず、ただ「できない」という宣告だけが残されました。否認や怒り、悲嘆といった感情すらも表現できないその姿は、私の胸に深い痛みと問いを刻みました。
「医療ですべてを救えないのであれば、私は何ができるのか?」
その答えを探す過程で、私は幼少より打ち込んできたハープの力に立ち返りました。8歳でハープを始めた私は、音楽学校進学と医学部進学の狭間で葛藤した経験をもちます。医師としての道を選びながらも、ハープの響きが持つ不思議な癒しの力を、何かしら患者さんに還元できないか──そう願い、後期研修医試験をいったん取りやめ、USA認定「International Harp Therapy Program」を2年かけて修了しました。
同時に演奏家としての研鑽も再始動。翌年には香港国際コンクールに出場し、その翌々年には国内の権威あるコンクールで総合優勝(知事賞)を獲得。ハーピストとしてもプロ活動をスタートさせ、音楽療法の現場と舞台の両軸で歩みを進めています。
現在は、昭和医科大学において脳波(EEG)を用いた音楽療法の科学的研究を主導。認知機能改善や睡眠質の向上、疼痛緩和、抑うつ傾向の軽減、集中力向上など、ハープの響きがもたらす心身への作用を、定量的データで裏付けるべく日々実験と臨床を重ねています。学会発表や論文執筆を通じて、スピリチュアルな側面だけでなく、厳密なエビデンスに基づく新しい代替医療の確立を目指しています。
一方で、私が美容皮膚科と出会ったのは、音楽療法を学んでいた期間で一時的に学ぼうとしか考えていませんでした。しかし、ヒアルロン酸注入や糸治療など、医療知識に加えて患者さんの美的センスを捉えるアーティスティックな感覚が求められる自由診療の世界に触れたとき、音楽で研ぎ澄ませてきた「美を感じ取る力」がまさに活きると気づきました。
友人や家族に安心して自由診療を受けてもらいたい──そんな思いから、紹介制の美容皮膚科クリニックを立ち上げ、安全性と効果を第一に、常に論文ベースで治療法を選択しています。人体に大きなリスクを伴う施術は一切行わず、エビデンスのない情報が錯綜する中でも、科学的根拠に基づいた最良のケアをお届けします。
さらに、美容業界全体にも同じ課題があると痛感し、医療従事者ではないエステサロンや美容サロンの皆さま向けに、安全で価値ある施術を提供できるようサポートプログラムを開始しました。正しい知識と技術の普及を通じて、最終的にはすべての施術が「安心できる美容医療」として定着することを願っています。
いただいたお問い合わせには、基本的に1週間以内にご返信いたします。内容によってはお時間をいただく場合がございます。あらかじめご了承ください。